発達障害チェック

ご自宅で簡単にできるチェックリストを作成しました。
下記に当てはまる項目が一つでもある場合は、お子さんに発達障害の疑いがあります。
 
しかし、チェックリストに当てはまると言っても6歳以下の幼児期の場合は、個人差が非常に大きく、このチェックリストだけでは、発達障害の診断することはできませんので、疑いがある場合は、地域の発達支援センターなどの専門施設への相談をお勧めいたします。

 

 

発達障害の診断

発達障害は、脳の発達や機能障害によって発生することはわかってきていますが、現時点では、頭部CTや頭部MRI検査や脳波検査や採血検査などによって、発達障害の診断を行うことは残念ながら現時点ではできません。
 
その他の精神疾患と同様に診断基準があり、それに当てはまった場合に、発達障害の診断がなされます。
 
このような診断方法しかないため、
診察時の児童のコンディションや診察する医師の力量が診断に影響する事があります。
 
しかし、発達障害は、遺伝的原因と環境的原因が複雑に絡み合って発生する多因子遺伝病であるということが近年わかってきたことから、その一つの環境的原因を調べるために、下記のような検査が近年開発されこれらの検査を行うことによって発達障害への環境的原因を特定できるようになってきました。

 

毛髪ミネラル検査

有害ミネラルの体内への侵入や排出には、いくつかのタンパク質の遺伝子多型が関係していて、発達障害の方は有害ミネラルを蓄積しやすい場合や、有害ミネラルを体外へ排出させにくい場合があり、毛髪ミネラル検査でのデータの評価が重要になります。

 

尿中有機酸検査

この尿検査では、有機酸(OAT、62種)テスト検査・ペプチド(グルテン・カゼイン)などの分解酵素の状況や酵母菌など、腸内細菌の状況を調べます。自閉症児の場合、酵母菌が増えやすく、またグルテンやカゼインを分解する酵素も不足傾向にあります。カゼイン・グルテンが分解されないと、これがアヘンやモルヒネのような麻薬様物質に変化し、多動の原因となります。

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