子どもは、実際に体験し感じたことに、心を動かされ成長していきます。大人と違って、知らないことや経験した事のない気持ちを、頭の中だけで理解することは難しいのです。子どもは、ひとつの体験から様々なことを学んだり、感じ取ったり、色々な体験の積み重ねからひとつのことに気付いたりします。大人は「何か体験させなくちゃ!」とお休みのたびに遠くまでお出かけしたり・・・と頑張りすぎる必要はありません。近隣の公園で遊びながら四季の変化に気付いたり、おうちの中でのいろいろな生活場面(お洗濯やお掃除、食事作りなど)を見る事やお手伝いをすることも、子どもにとっては貴重な体験となるのです。
お手伝いの体験!
おうちの中でのお手伝いは
- 『家族の一員としての自覚』
- 『お願いね!と頼りにされる喜び』
- 『役に立ち感謝される嬉しさ』
- 『自分はいろんなことができるんだ!という自信』
など子どもがいろいろな事に気付くチャンスとなります。
また、その中で失敗したらかわいそう。と大人が心配するあまり、できないんだからやめておきなさい。と途中でやめさせたりしたことはありませんか。もしくは、子どもが最後まで仕上げる前にその手を止めて大人の手でさっさとやってしまったということはありませんか。何もできない状態で生まれ、少しずつ出来る事を増やしていく。成功や失敗という結果よりもまず、やってみる、経験してみるということがとても大切なのです。失敗は成功のもとです。失敗してしまった時に「またやってみよう!」「つぎはできるはずだよ!」とその場で応援することで、子どもはもう一度チャレンジしようと思います。失敗体験は大人でも辛いものです。でも、失敗の先に成功があるという経験がないと、失敗を自分でどう対処したらよいのかわからない大人になってしまわないでしょうか。
失敗がチャンス!!
失敗した時が、次に伸びるチャンスです!!どうか、子ども自身でゴールにたどり着くことができるよう、そっと支えてあげてください。日々、忙しい生活を送る中で子どものペースに寄り添うことは大変です。しかし、子どもが体験している時間を大事にしましょう。
- 「待つ」
- 「見守る」
それが大人の大切な役目なのです。
子どもは体験することによってその記憶を心や体で覚えていくのです。どうか、貴重なその一瞬一瞬を子どもと共有する喜びをたくさん味わってください!