学習障害

全般的な知的発達に遅れはなく、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどのうち、特定の能力の習得や使用に著しい困難がある状態を言います。的確な診断・検査が必要で、一人ひとりの状況に応じた対応が求められます。自閉症スペクトトラム障害などを伴う場合には、それらも考慮したサポートが必要で、家庭・学校・医療関係者の連携が欠かせません。

学習障害とは

知的発達の遅れがみられない(IQ:70~75以上)が、学習に支障をきたす大きな医学的な疾患がなく、本人の学習に 取り組む姿勢や環境にも問題がないにもかかわらず、期待されるよりはるかに低い学習到達度を示してしまうようなものを指します。

また、コミュニケーションや位置関係、空間認知なども弱く、運動や遊びの場においても困難さがうかがえます。

ただし、学習障害の前提として全般的な精神発達の遅れがなく、視力・聴力の異常、環境や心理面の問題に起因するものではないとされています。

原因は医学的に解明はされていないと言われていましたが、昨今では先天的な遺伝子的要因と後発的な環境的な要因で中枢神経系に何らかの機能障害が発症し脳に障害があることがわかってきています。
 
学習障害というものは1つの症状を示すものでなく、学習障害を抱える子ども達の困難は多種多様です。

よって一人一人の子ども達にあった対応をすることが何よりも重要となってきます。

ほかの発達障害、例えば広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害などに比べると乳幼児期に早期発見することが難しいと言えますが1歳半健診などで言葉の遅れなどがあった場合、必ずしも学習障害とは言えませんが、注意深く観察し早期の対応が望ましいのです。

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