栄養不足がADHDにつながるという研究報告


w127脳の成長や機能に必要な因子として、栄養はとても重要ですが、
偏食による摂取不足、腸内環境の悪化に伴う消化吸収能力の低下、また、頻回な下痢症状などによって栄養不足が発生します。
 
その結果、脳の神経系を始めとする神経発達不全や、神経細胞が十分に働かない細胞機能不全、また細胞修復不全が発生し、脳の発達や機能に障害をもたらします。
 
 
 
特に、脳を始め、身体の成長が著しい新生児期から幼児期にかけての栄養不足は大きくの脳の機能に影響を与えます。
 
発達障害を引き起こす環境的原因の一つに炭水化物、タンパク質、脂質などの3大栄養素をはじめとするビタミン、
ミネラルなどの栄養不足などがあげられています。
 
経済的にも恵まれ、食べるものに不自由しないこの日本で栄養不足なんてと、にわかに信じ難い話かもしれませんが、
先日、ニュージーランドのカンタベリー大学ジュリア・ラックリッジ博士によって興味深い研究発表がありました。
 

ジャンクフード過剰摂取に伴う栄養不足がADHDにつながる

 
「素材から作った物を食べる食習慣からジャンクフードや持ち帰り用食品を食べる食習慣に変化することで、心の病や抗うつ病薬剤の処方が劇的に増えた」
 
ラックリッジ博士は栄養とうつ病、不安定神経症、ADHD、月経前症候群(PMS)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)のような疾患との関係を研究しているが、ジャンクフードを好む人は十分な栄養が摂取できていないと指摘する。
 
ラックリッジ博士の研究チームは、ビタミンA,C,D,E,Bやシアミン、リボフラビン、マグネシウムなどを含んでいる市販の総合ビタミン剤が、心の病の助けになるかどうかを研究している。
 
研究に参加した人の60~80%は、人の発達や代謝機能を適切に維持するために必要なビタミンやミネラルといった微量栄養素を服用したが、この研究により以下のことが判明したという。
 
■ 高品質魚油は新しい脳細胞を作り、身体の炎症を抑える作用がある
■ S-アデノシルメチオニン(SAMe)は人のムードを調整する作用がある
■ アミノ酸であるN-アセチルシステインは双極性うつ病や統合失調症、強迫行動などを抑える作用がある
■ 果物や野菜、シーフード、オリーブオイル、ナッツ、豆類を豊富に食べるいわゆる「地中海式食習慣」を身に着けることで、うつ病と不安定神経症に罹患(りかん)するリスクが下がる
 
また、ADHDの兆候のある人にサプリメントを8週間投与すると、64%の人がその兆候が減ったが、対照薬(プラシーボ)を投与された人は37%しか兆候が減らなかった。
 
引用元 マイナビニュース